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ハンドヘルド

Nokia、13年前にWebタブレット端末を製造していた 62

ストーリー by headless
断念 部門より
Nokiaは2001年にWebタブレット「Nokia M510」の製造を開始していたが、市場調査により需要がないとしてプロジェクトは中止。1,000台ほどが製造されたものの、発売されることはなかったとのこと(Digitodayの記事本家/.)。

M510はOSにEPOC(のちのSymbian)を採用し、Operaのほか電子メールやカレンダー、伝言板といったアプリを搭載。10インチのSVGAタッチスクリーンディスプレイはスタイラス操作だけでなく指によるタッチ操作にも対応し、利き腕にかかわらず使用できるようにホームキーやナビゲーションキー、スクロールホイールなどのコントロールは左右対称に配置されている。重量は1,876グラム、USB端子やPS/2端子、ヘッドフォン端子を搭載しており、バッテリー使用時間は4時間。インターネットには無線LANで接続するようだ。テーブル上に立てて使用できるように、スタンドも装備している。実際に製造された約1,000台の大半は破棄されたが、一部を開発チームが記念品として受け取っており、130台ほどが残っているとのことだ。
プロジェクト中止後にメンバーの大半は退職しており、2005年のNokia 770 Internet TabletまでNokiaがタブレット端末を発売することはなかった。ただし、OSにLinuxベースのMaemoを採用したNokia 770の画面サイズは4.13インチで、後継OSとなるMeeGo搭載スマートフォンにつながっていくことになる。その後NokiaがWindows Phoneを採用したため、実際に発売されたMeeGo搭載スマートフォンはNokia N9のみとなった。
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  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 13時06分 (#2585177)
  • by cudjo (2713) on 2014年04月20日 11時07分 (#2585530)

    COMPAQが出してたiPAQというPDAもあったなあ、と思ってググったら2010年まで売られてたのか。http://ja.wikipedia.org/wiki/IPAQ [wikipedia.org]
    2001年4月発売らしいんで、iMacよりは新しいけどiPodより古い。これにQtopiaを載せてLinux機として動かしていた。

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 12時27分 (#2585157)

    タブレットっていうか石板…

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 12時28分 (#2585159)

    Newton とか Palm とかザウルスとか。
    どれもマニアが買って自慢する程度だったけど。

    • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 14時08分 (#2585193)

      マニア視点から見るとそういうオモチャだったんだろうけど、
      電子手帳に始まって、ザウルスやPalmあたりまでは普通にビジネスツールだったな。

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    • by Anonymous Coward

      SONY PTC500はモデムでネットワークに接続できた。

    • by Anonymous Coward

      Palmやザウルスはどっちかというと成功した方だけど
      失敗したタブレットはもっと多かったと思うよ。

      2000年頃に、ビルゲイツが「今度こそタブレットが流行る」って基調講演やってた記憶がある。
      マイクロソフトは3度目の挑戦で成功することが多いので、今度こそ成功する可能性が高いって宣伝凄かった。

      それでもほとんど売れなかったので・・iPadが出た時も、皆今度も失敗するだろうと思ったんだよねwww

      • by Anonymous Coward

        昔キヤノンのAIノートというのを購入しました。ペン入力のタブレットみたいなPDA。
        確か初代ダイナブックが発売される前だったのでかれこれ25年以上前ですね。

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 12時55分 (#2585173)

    俺は2002年にNokiaを使ってからずっとNokia

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 13時18分 (#2585180)

    もう死語だよなとか。

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 13時31分 (#2585183)

    2000年以降なら探せば似たような話はいくつもありそうだ。
    1000台製造までってのはなかなかないだろうけども。

    # ここまで一般化するとは…

    • by shunsuke (1586) on 2014年04月19日 14時14分 (#2585199) 日記

      MSは、Windows XP Tablet PC Edituonを2002年から出していたし、実際にいくつかのメーカーが商品が出してましたよね。
      (あんまり売れていなかったけど)

      さらに大昔の話をするなら、Windows for Pen Computingというのが、Windows 3.1の時代(1991年)に出ていました。
      大元をたどれば、アラン・ケイのDynabook構想だって、今のタブレットみたいなものだったわけです。

      タブレットの構想は昔からいっぱいあったけど、成功した製品は2010年のiPadまで出なかった、ということなのだと理解しています。

      親コメント
      • 2001年つったらPalm全盛期でSONYもCLIEなんか出しててPISONの売れ行きが芳しくなくなりソフトウェア部門をSymbianとして切り離した時期ですね。
        Nokia M510はEPOC(と言うかこの頃には既にSymbianと呼ばれてたと記憶してますが)を搭載した機種としてはPISION Series7以来の新機種でかつPISON以外の企業が出す初めての機種になる筈だったんですよね。
        PISON netbook以降の機種は確かにぱっとしなかったけれどNokia M510はキーボードレスって特徴もある訳で、もし発売されていればひょっとしたらって気はしますね。
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        • by 90 (35300) on 2014年04月20日 15時43分 (#2585624) 日記

          もしかして: Psion [wikipedia.org]

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        • by Anonymous Coward

          あの頃はPalmが没落してモバイルデバイスの王座をAppleが奪還しGoogleがライバルになるなんて、想像だにしなかったなぁ。
          Palm vs 高機能携帯電話の図式がずっと続くと思ってた。

          • 当時のオレに「PalmもPISONも10年経たずに消え失せるぜ」って言っても絶対信じないでしょうな。
            Palm OSを買ったACCESSとHPもEPOCを買ったNOKIAも結局それらを立て直せなかった訳で。
            webOSなんていい線いくだろうと思ったんだけどなあ。
            親コメント
      • by Anonymous Coward

        1995年にComdexでビルゲイツがやったプレゼンにも、タブレットタイプの端末が沢山出てくるね。タイトルも「Information At Your Fingertips」ってそのものズバリなんだけど、Windowsが成功し過ぎちゃったから、その後の発展は停滞した観があるな。

    • by Anonymous Coward

      おっかなびっくりプロジェクトで量産初期ロットだったてこともありそうではあるけど
      Nokiaなら1000台は量産試作クラスじゃないかなぁ

      • by Anonymous Coward

        1000台ってベンチャー企業だったとしても最小ロットでしょう。
        これ以下だとそもそも部品が調達できないと思う。

        某オープンハードウェアも1000台じゃなかったかな?

        ご連絡先

    • by Anonymous Coward

      NECは1993だな。
      つPC-9801P

      • by masakun (31656) on 2014年04月20日 14時31分 (#2585597) 日記

        PS/55 T22sx('92年10月発表) [impress.co.jp]

         CPU:i386SX/16MHz
         メモリ:2MB(最大6MB)
         フラッシュROM:3MB
         液晶:7.6型タッチパネル付きSTNモノクロ(VGA)
         バッテリ駆動時間:2~4時間(標準バッテリパック使用時)
         サイズ:257×182×27mm
         重量:1.2kg
         搭載OS:IBM DOS J5.0/V(5522-SV2)

        --
        モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 15時11分 (#2585228)

    一部を開発チームが記念品として受け取っており、130台ほどが残っているとのことだ。

    開発したものが製造された記念としてはうれしいだろうが、そこまで形になりながら発売されなかったというのは非常に残念だろう。
    なんとみ微妙な気持ちにさせる記念品ではないだろうか。

    • by Anonymous Coward

      書類上の存在だけだったり、評価ボードの寄せ集めでソフトが動くことが確認されただけの製品とかも星の数ほどあっただろうに、形になった上に手元にあるなんていいほうだと思ってるんじゃないかな

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 20時10分 (#2585358)

    開発しようとしたけど見つかったのはLibereetoだけだった
    某保険会社向けの端末で販売してくれなくて頓挫した
    2000年より前でも業務系の専用端末としてメーカーが供給していた例

  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 20時58分 (#2585375)

    クラーク爺が自身の小説「3001年終局への旅」でタブレット端末を登場させてましたね。
    確か、モニタとかはなく脳と直接つないで仮想空間の中を歩き回ったり、巨大な記憶装置になってて、
    最終的にはモノリスによる人類抹殺の危機から救ったという話だったような。

    • by AnamesonCraft (46460) on 2014年04月19日 22時03分 (#2585398) 日記
      75年の『地球帝国』に地球上(或いは宇宙船内や太陽系内の惑星植民地上)の何処に居ても通話や緊急連絡が出来る通信機能を持ち、科学計算を始めあらゆる情報処理を行える携帯型のコンピュータの描写が出てきますな。
      或いは更に以前68年のご存知『2001年宇宙の旅』にはニュースパッドと言う全地球ネットワークに接続され木星行きの宇宙船内でもニュースがプッシュ配信されてくる装置の描写が在ったり。

      クラーク翁はスマホが普及する以前に無くなりましたが、見ればそれなりに満足されたのではと思うねえ。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年04月19日 23時51分 (#2585435)

    2001年といえばリナザウの元祖SL-5000Dが出た頃。
    翌年にはSL−A300が発売されてる。
    クラムシェルのSL-C700も登場してる。
    技術的にはほぼ出来上がってたんだよな。
    商業的に成功するのはiPadの登場を待たなければならなかったけど。

    • by Anonymous Coward

      キーデバイスの静電式タッチパネルは2001年にはなかったけどね

      • by Anonymous Coward

        静電か感圧かが成功のカギだった訳ではないと正直。
        リナザウはマニアには面白いものだったけど、そもそも製造元がマニアしか相手にしてないような製品だったし。

        Appleはあんま好きじゃないけど、iPhoneの形を作り出したのはやっぱすげーと思う。
        携帯パソコンのような何か、をああスマートに切り出すのは他のどの企業にも実践できた気がしない。

        とはいえリナザウはリナザウで一部では未だに求められてるものもある気はするんだが。

        • by Anonymous Coward

          感圧式でiPhoneみたいな使い勝手はありえないから
          T-01Aとか初期の中華パッドとか触ったことないの?

        • by Anonymous Coward

          静電か感圧かが成功のカギだった訳ではないと正直。
          リナザウはマニアには面白いものだったけど、そもそも製造元がマニアしか相手にしてないような製品だったし。

          うーむ、そうなのかなあ。搭載アプリや煽り文句(SL-C3200「仕事も、スキルも、ザウルスで差をつけろ。」)を思い出しても、シャープ側としてはMIザウルスと同じビジネスユーザーに売る気満々だったとしか思えない。

          しかしOpenPDAのクソ標準アプリを自社努力で改善する努力をまったくしなかった為、PDAとしてはロクに使い物にならなかったの

  • by Anonymous Coward on 2014年04月20日 0時30分 (#2585441)

    タブレットやらスマートフォンやら、過去にいろいろあったし、アイデアから実際に端末まで作り上げたのはすごいけど、
    やっぱりそれを一般市場でしっかり売るっていうのが難しいんだろうなぁ。
    Appleはその肝心のところが上手かったりするのかな。製品化も世界初でもないし、技術的にもすごい先を進んでるわけでもないし。
    よくできてるけどね。

    • by Anonymous Coward

      Appleはライフスタイルの提案とマーケット作りがうまかったんだわ。
      他社がデバイスの機能性能中心に語る中で、この製品を買ったら生活がどう変わるのかってのをガジェオタじゃないふつーの人間にもイメージしやすく語るのが上手い上に、そこを起点に儲ける算段を用意してくるしたたかさも兼ね備えてた。
      ハードウェアを売るんじゃなくてハードウェアを買った後の生活を売ってたっつー感じよ。
      んでその生活が浸透して、他社も乗っかってきた→市場が出来た。

      • by Anonymous Coward

        製品の魅力というより、製品を含めた環境の魅力を売り込んだんだと思うのだけど、液晶にしろ無線にしろクラウドにしろ、その環境を成り立たせるにはそれなりの技術の成熟が必要だったのではと感じてます。

        当時Appleがこの製品を売り出していたとしても、成功は難しかったのでは?

    • by Anonymous Coward

      AppleさんもNewtonという大失敗がある訳で…
      Jobsの所為じゃないけど

      • by Anonymous Coward on 2014年04月20日 13時24分 (#2585574)

        Newtonは夢想家の産物で、iPhoneはビジネスの産物って印象ですな。
        Newtonは今までにない新世界からやってきた革新的デバイスだったけど、iPhoneは特に目新しさはなくて今の時代ならこれが商売になるって感じ。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      日本では法の壁、キャリアの思惑に阻まれてずっと入って来なかったけど、

      PalmとかZaurusとか、WindoesCEでも、ビジネス向けに電話機能付きのPDA作ってて、スマートフォンって呼ばれてる
      という事を、ようやく買ったjornada720ポチポチ叩きながら聞いて、
      「電話機能なんか何に使う・・あ、通信か。通信機能って言えよ、同じだけど。それは便利そうでいいな。」と思った記憶が。

      iPhoneが出た時も
      「今までのビジネス向けじゃなくて、コンシューマー向けスマートフォンだね、なるほど」が第一印象だった、
      Web、メールはもちろん音楽再生も動画再生も、(外付け)GPSでナビゲーションもGENIOe550で嬉々として体験してきた道。
      それらがスマートに連携統合されたのがiPhoneだから好き者にはすごく売れそうだなとは思ったけど
      こんなに一般にまで売れるとは思わなかった。

      後になって考えてみれば只のMP3プレイヤーをあれだけ広く浸透させたAppleだもの、と思えば、不思議でもなかった。

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